魔神王の残酷な揺さぶりに負けてしまいそうになったメリオダスですが、ゴウセルの魔力によって七つの大罪たちの精神体が加勢にやって来ます…!
エリザベスとの再会に喜び、奮起したメリオダスは、魔神王の精神体をも傷つける力を発揮!
仲間の存在と想いが、メリオダスに力を与えたのでした。
魔神王は七つの大罪たちの肉体へ攻撃を仕掛け、メリオダスの力の源を断ち切ろうとします。
そこにリュドシエルとマエル、さらにバンが立ち向かうのでした。
七つの大罪【37巻】のあらすじ!
魔神王の魔力「嘆息の賢人」が七つの大罪たちに襲い掛かります。
すさまじい破壊力に消し飛ばされたかと思えば、リュドシエルが身を挺して庇うのでした。
「二度と失うわけにはいかんのだ…友も!弟も!」
しかし、リュドシエルの精神体は消えかかってしまい、バンも魔神王とやり合うだけで手一杯。
誰にも止めることはできない中、「嘆息の賢人」に剣を刺したのはなんと、ゼルドリス!
魔力「魔神王」で、攻撃の無効化に成功します。
ゼルドリスは、吸血鬼一族の処刑を命じた時のことを魔神王に聞き出そうとします。
それに対する返答として魔神王は、息子を弱さという病から救うための親心だと言うのでした。
キングの「養分圧縮(コンデンスパワー)」を元に編み出した、圧縮された闇の塊を操って魔神王を攻撃するメリオダス。
「オレはもう大丈夫だ…あとはバンを助けてやってくれ!」
と、仲間に声を掛け、再会を誓い合うのでした。
一方のゼルドリスは、大切な存在のために世界を敵に回す覚悟を持っていたメリオダスを認め、魔神王の魔力「刹那の隠者」を排除!
この戦いも残すところ、魔神王とメリオダスの一騎討ちのみです…!
七つの大罪【37巻】のネタバレ/感想!
メリオダスがついに現世へ復帰…!
外側からはバンたちの連携が、内側からはメリオダスが、それぞれ魔神王へ攻撃のラッシュを叩き込みます。
ついには魔神王を追い出し、メリオダスが体を取り戻すことに…!
リオネス城を襲っていた魔神たちも撤退し、七つの大罪たちの完全勝利です!
さらに、魔神王の力なくして、メリオダスとエリザベスの呪いを解くことにも成功するのでした。
魔神王を討ち滅ぼすと同時に、三千年もの長い苦しみから2人がついに解き放たれましたね。
長い苦難を乗り越えて、ようやく七つの大罪たちにもハッピーエンドが訪れようとしているようでとても感慨深いです。
あれほどに凶悪で強力だった魔神王を本当に滅ぼすことができたのか、未だに信じられないながらも、彼らの長い旅がようやく終わりそうで嬉しいです。
リオネスの人々が向かう先は?
リオネスの受けた被害はけっして小さいものではありませんでしたが、人々は多くのものを失いながらも未来に生きるため前を向いています。
己の弱さを自覚して恥じるあまり、メリオダスに顔向けができなかったホークも、メリオダスとバンの説得により、彼らの元へ戻ってきました。
そして国王やギルサンダーたち、ヘンドリクセンとドレファス、ギーラたち、ゲラードとマトローナ、みんなそれぞれ足を運んだその先は、豚の帽子亭!
聖戦が終結した夜を、みんなで笑いながら過ごすのでした。
まさかこのような光景が見られるようになるとは…実に感動的な場面です。
マエルはお酒が入ると泣き上戸なのには笑ってしまいました。
あれだけの激戦を制した七つの大罪たちが給仕をしている姿を見ると、なんだかホッとしますね。
幸せの中、メリオダスは消滅へ…
七つの大罪たちはリオネスに帰還し、それぞれ取り戻した平和を喜んでいます。
しかし、メリオダスは魔神王となったことと引き換えに、この世界からいなくなろうとしています。
世界が均衡を保つため、そのあまりに大きすぎる力を排除しようとしているのです。
メリオダス自身の意志で、その事実は伏せられ、バンとエレインだけが知っています。
しかし、メリオダスが思うほど、七つの大罪たちは鈍くないのです。
全員が薄々勘付いており、それでも口に出したらそれが現実になる、と何も言えないのでした。
そんな中、エリザベスはその事実を悠然と受け入れており…。
メリオダスとの別れを覚悟しているものと思いきや、とある決意を胸に秘めていたエリザベス。
「エピローグ」での急展開に驚かされるばかりです。
七つの大罪【37巻】のまとめ!
仲間の力を合わせることで、ついに魔神王を打倒することができました!
物語はついに「エピローグ」へと到達してしまう…と見せかけて、あともう少しだけ続く模様。
このまま七つの大罪の物語が終結してしまうのは寂しい気もしたので嬉しくはありますが、なかなか呪縛から解放されないメリオダスとエリザベスが可哀想でもありますね。
もう一息のところでも、もはや2人を分かつ運命からは逃れられないのか…?
続きが非常に気になるところで37巻が終わってしまいました。