メリオダスとエリザベスが魔界に旅立とうとしたあと一歩のところで、エリザベスに掛けられた呪い「永劫の輪廻」が復活していることが発覚…!
これによって、魔神王がどこかで復活していることが証明され、七つの大罪たちは動揺します。
ゼルドリスを依り代とした魔神王は、七つの大罪たちを足止めするために、マーリンが開いた魔界の門を利用します。
閉じかけた門をこじ開け、呼び出したのはインデュラ…!
魔神族ですら畏れ忌み嫌う、伝説の魔獣です。
呪いが復活したエリザベスと、彼女を護るメリオダスを残し、七つの大罪たちは討伐に出掛けるのでした!
七つの大罪【38巻】のあらすじ!
魔神王が新しい器に選んだのはゼルドリス。
エリザベスは、メリオダスがそれを知っていて黙っていることに気づいていました。
エリザベスのことを一人にしてはおけず、ゼルドリスを三度も見捨てるわけにはいかない。
葛藤するメリオダスに、エリザベスは2人で魔神王の元に向かうことを提案します。
「三千年前…オレが魔界から出ていく覚悟を決めた時もそうだったな」
遥か遠い過去のことと重ねて、メリオダスは傍にいてくれるエリザベスに感謝を述べるのでした。
魔神王が待ち受けている場所は、ソールズベリーの魔法の湖。
魔力に満ちたその場所で、消耗しきった魔力を回復し、一刻も早く器と完全に一体化する狙いがあるようです。
ゼルドリスの精神は目覚めますが、魔神王によって見せられたゲルダの幻影によって懐柔され、嘘を吹き込まれてしまいます。
魔神王がゼルドリスの体を完全に支配するまで、残された時間はありません。
かくして、メリオダスたちは魔神王と再び対峙するのでした…!
七つの大罪【38巻】のネタバレ/感想!
メリオダスとエリザベスの共闘!
魔神王はこの世に一人も要らない。
そう言い切ったメリオダスは、エリザベスとの出会い、七つの大罪や大勢の仲間たちとの出会い、神々に運命を弄ばれながらも抗った人たちのすべての想いを胸に、魔神王と決着をつけようとします。
魔神王は、エリザベスを盾に取り、メリオダスの攻撃を封じました。
ところが、エリザベスは、そんな魔神王を一笑に付します。
「私がここへ来たのは足手まといになるためなんかじゃない 魔神王を倒すため」
エリザベスは「聖櫃(アーク)」を発動し、魔神王を圧倒…!
「血まみれエリー」が復活し、メリオダスと力を合わせて魔神王に対抗します!
ついに実現した、メリオダスとエリザベスの全力の共闘がアツいですね。
最後は2人で力を合わせて、最後の障害を乗り越えて欲しいです!
神器「聖棍クレシューズ」がバンの手に!
インデュラが広範囲に飛散させた、大量の幼体たち。
ブリタニア中に散らばってしまっては大変なことになってしまいます…!
七つの大罪たちは、それぞれに攻撃をしますが、あまりの量にキリがありません。
そこでマーリンは、バンに神器「聖棍クレシューズ」を返します。
とりわけ自在かつ変則的な攻撃を可能とするこの神器を、煉獄でパワーアップを遂げたバンが扱えば絶大な威力を発揮することは明白。
さらに、聖棍クレシューズの特性「超集中力(スーパーコンセントレーション)」によって、その精度は最大級に高まります。
バンは「死神の一薙」を発動し、数千の幼体を一瞬で倒すのでした。
ここまでくると、バンの強さは留まるところを知りませんね!
もはや不死の力を失ったところで、少しも弱体化しないその強さがかっこいいです!
「傲慢」の最後の灯火がともる!
バンが逃したインデュラの幼体一匹が、リオネスに漂着し襲い掛かります。
そこに現れたエスカノールは、「太陽(サンシャイン)」の恩寵をマエルに返し、最弱の男となってしまったにもかかわらず、ギルサンダーたちを守ってボロボロに…。
両腕を飛ばされ、幼体に食べられようとしていたその時、マエルが助けにやって来るのでした。
エスカノールは「太陽」の恩寵を返してもらうよう頼みますが、マエルはそれを拒みます。
その理由は、エスカノールの体は既に限界に達しており、「太陽」の力であと一度戦ったとしても確実に死んでしまうから。
それでもエスカノールは、仲間のために戦う意志を揺るがせず、最後の戦線復帰を果たすのでした…!
エスカノールの捨て身の決意は悲しいですが、それでも最強の男が帰ってくるのはありがたいことです。
彼の覚悟した、最後の戦いを大事に見届けたいですね。
七つの大罪【38巻】のまとめ!
やはり弟・ゼルドリスを救わずして、メリオダスがこの物語を終えることはできないようですね。
キューザックの想いが瀕死だったゼルドリスを魔神王の新たな器としてしまいましたが、魔神王を消滅させることさえできれば、ゼルドリスをゲルダと再会させるチャンスが生まれます。
ゼルドリスを今度こそ救い、本当の大団円に向かうため、もう少しだけメリオダスとエリザベス、そして七つの大罪たちは力を合わせて頑張らなければいけませんね…!