主人公である女子高生の本谷 歌子(以下、カコ)が、同級生の三門(みかど)に誘われ、22歳と偽り、合コンに参加。そこで、23歳の佐賀野 功太(以下、功太)と出会います。
カコの礼儀正しさに惹かれた功太は、合コンからの帰り道「仲良くなりたい」と伝えます。そんな功太にカコも恋の始まりを感じますが、会話からカコが未成年だと知った功太は、急に態度が冷たくなり、あっさりカコを家へ帰します。
翌日、カコと三門は、学校の帰りに後ろから警察官に話しかけられます。振り返った2人は驚きます。その警察官は、功太だったのです。
警察官の姿の功太をみてカコは、なぜ未成年だと知ったとたん、功太の態度が豹変したのか理解します。
“あっちは警察官 恋なんて はじまるわけないし”
女子高生と警察官の禁断のピュアラブストーリーです。
PとJK【1巻】のあらすじ/ネタバレ!
やっぱり功太くんが好き。告白するカコに、功太は。
一度は功太のことをあきらめたカコですが、変質者に襲われそうになったところ、勤務中の功太に助けてもらい、功太への想いを再確認します。
“早く大人になりたいなぁ ちゃんと隣に並べるような”
その日よりカコは、功太へ会いに、警察署へ頻繁に行くようになります。しかしそんなカコの気持ちとは裏腹に、功太からは避けられます。
そんなある日、学校に特別授業の講師として、功太が現れます。痴漢の防犯対策の見本として、みんなの前で痴漢役を演じる功太。カコは、功太が誰かに抱きつく姿がみたくなく、自ら被害者役に立候補します。ところが、痴漢役の功太から抱きしめられたカコは、失神して倒れてしまいます。
その後、学校からの帰り、カコは婦人警官と功太が私服で一緒にいる姿をみかけ、思わず声をかけます。
「今ってデート中ですか…」
婦人警官とは、職場の飲み会だと教えてもらったカコでしたが、その場から走り去ってしまいます。
“期待してたんだよ わたしは”
路地裏に入ったところで、カコの鞄につけていた防犯ブザー突然外れ、ブザーが鳴り響きます。その音をきいて、心配した功太がかけつけます。そんな功太をみて、カコは想いを打ち明けてしまいます。
「功太くん わたし 功太くんが好き」
しかし、功太の返事は、予想通りでした。
「俺は 君の彼氏にはなれない」
功太をかばいケガをしたカコに、功太からまさかのプロポーズ
フラれたことを引きずるカコ。そんな時、カコは偶然同じ高校の不良グループが、功太に以前補導されたことを逆恨みして、何か仕返しをしようと、計画している話を聞いてしまいます。
功太を心配したカコでしたが、そのことを誰にも言えずにいました。
そして計画は実行され、功太は嘘の通報によって不良グループに呼び出されます。カコもその場に駆けつけ、なんとか撃退しようとしますが、怒った不良グループの一人、大神(おおがみ)が、功太を殴ろうとし、それを庇おうとしたカコが殴られてしまいます。
「ケガしてない?なにもされてない?」
意識が朦朧とする中でも、功太を心配するカコ。
功太は辛い表情で、カコの手を握りしめます。そしてそのまま意識を失い、病院に搬送されるのです。
病院で、一日眠り続けたカコ。目が覚めた時、非番の功太がいました。
「君がなぜあんな無茶なことをしたのか 俺はわかっているつもりなんだ」
功太は続けます。
「一緒にいられる方法がひとつだけある 結婚しよう」
カコの父の葛藤。2人の結婚は、、、
結婚すると決めたカコと功太。功太は、カコの両親に挨拶に行きます。カコの母は
「大事な娘を同じように大事に想ってくれる人が現れたのよ」
とカコの父を説得しますが、父は寂しさからか、なかなかOKしてくれません。
そして、まさかの2人の初デートにまで、カコの父が隠れてついてきます。
しかしカコの父は、カコが功太といて嬉しそうに笑う姿をみて、少しずつ気持ちが変わり始めます。
カコの父は功太に声をかけ、2人でご飯に行くことになります。
カコの父はいいます。
「カコが笑う理由のひとつは 君なんだろうな ずっと娘の幸せを願ってきた
こんな重苦しい一親の気持ちを背負ってまで 娘を嫁に欲しいか」
それに対して、功太は迷いなく返事をします。
そして父は、2人に結婚の許可を出すことにしました。
PとJK【1巻】の感想/考察!
かなりの急展開で、1巻で2人が結婚するところまで進んでしまいました。
現実的にはありえないだろう、女子高生と警察官の恋愛という設定に終始ドキドキさせられます。功太の顔も、言う事もかっこいいところが、この本の見どころかと思います。
一見、とんとん拍子で話がいい方向に進んでるようにも見えますが、ここはおそらく警察官と未成年という設定上、ここからが、いろんな展開になっていくのだと思われます。
不良グループのカコを殴った男子高校生だけ、わざわざ名前がでてきたところをみると、今後も何かしら関係してくるのではないかと考えられます。
1巻の中で、功太とカコの父が2人の時、会話の中で功太から両親は他界していることがでてきます。
おそらく、この過去も今後の話に重要になってくるのではないかと思われます。
女子高生であったカコと社会人である功太が、こんな早さで結婚まで発展したのも、もしかしたら功太の過去が関係しているのではないかとみていますが、どうなんでしょう?これからの展開が気になるところです。
PとJK【1巻】のまとめ
この漫画は、禁断の設定ではありますが、爽やかな感じで読み進めることができます。主人公が2人もとても素敵で、素直に応援したくなります。
それにしても、制服姿の男性ってどうしてこんなにカッコよくみえるものなんでしょうか?制服姿の功太が、素敵すぎます。ところどころ、登場人物の会話の中に小さな手書きの字で、ギャグのような会話が書かれており、そこがまた良く、くすっと笑ってしまいます。
全体を通して、ほっこりした気持ちになれる漫画です。可愛い2人が、最後までハッピーエンドでいてくれることを願うばかりです。さて、結婚した2人がどうなるのか、今後が楽しみです。